マツリカと、スタートアップが答えるべき「3つのWhy」
この記事は祭り化 Advent Calendar 2019の9日目の記事です。
昨日、8日目はマツリカのPR/ハイパーインナーコミュニケーター、さきてぃす(@ohayochopooh)による記事でした。
これまでの経験から何を感じ取り、さきてぃすとは何をしていきたい人なのか を伝えてくれました。
さて、初めましての方は初めまして。そうでない方はこんにちは。
まぁほとんどの方とは初めましてだと思うけど。
8月から株式会社マツリカでサーバーサイドエンジニアとして働いているのりへいです。 コンゴトモヨロシク。
最近、社内でスタートアップの経営の難しさについて話す機会があり、その時にスタートアップは投資家へのピッチ(プレゼン)の際に「3つのWhy」に答えられる必要がある ということをみんなで話しました。
「3つのWhy」とは何か?、マツリカは実際どうなのか?ということや、この考え方は自分が関わる企業を見極める際にも有効な目線ではないか? と考えたことを伝えたいと思い、Advent Calendarのテーマにすることにしました。
というわけで、「事業を見極める目線での3つのWhy」に加えて、「転職先を見極める目線に言い換えた3つのWhy」についてぼくが考えたことや感じたことを書いていきたいと思います。
この記事でわかること
- スタートアップとはどのような特徴を持った企業か
- 3つのWhyとはなにか
- 3つのWhyと照らし合わせてマツリカの事業はどうなのか
- 採用応募者からマツリカがどう見えたのか
マツリカについて
株式会社マツリカは「世界を祭り化」するをミッションとし、SFA(セールスフォースオートメーション)/CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)ツールのSensesとAIメールアシスタントのNotiaを開発しています。
そして祭り化とは「人が夢中になりエネルギーに満ち溢れた状態」としています。
そもそもスタートアップって?
『逆説のスタートアップ思考』で著者の馬田隆明氏はスタートアップについて以下のように説明しています*1。
スタートアップは短期間で急成長を目指す一時的な組織体のことです。 新興企業であっても、短期間での急成長を目指さないのであれば、それはスタートアップではありません。 着実な成長を目指すものはスモールビジネスと呼ばれます(図1)。
よく「ベンチャー企業と何が違うの?」って聞かれますが、ベンチャー企業とは比較的新しい企業を指す言葉であり、スタートアップとはそもそも尺度の違う言葉だというのが個人的な解釈です。
そして重要なのはこの「短期間」という部分。
この「短期間」を目指すが故に、驚くほどに目まぐるしく状況が変化し続け、その中で自分が何をできるのか?を日々問われ続けていきます。
3つのWhy
スタートアップは多くの場合が新興企業であり、まずお金がありません。
そこで投資家から資金援助を受ける必要があるのですが、そのためには投資価値があると判断をしてもらわなければなりません。
そこで投資家に有望な事業だと思ってもらうために「3つのWhy?」に答えられる必要があるというわけです。
逆説のスタートアップ思考から再び引用します。
初期のスタートアップが投資家へプレゼンテーション、つまりピッチする際には「WhyThis?」「WhyYou?」、そして「WhyNow?」という問いに答えられるようにしておくべき、と言われます。
それぞれについてもう少し説明をしつつ、実際のところどうなのか?に加え、自分が採用を受けていた過程で、マツリカは転職先としてどのように見えたのか?
ということを書いていきます。
Why This?
なぜこの事業をやるのか?
これは「なぜこの事業・サービスをするのか?」という質問です。
スタートアップとしてのアイデアの質が問われる部分ですね。
マツリカのメイン事業であるSensesについて見ていきます。
前述の通りマツリカは世界を祭り化すること、つまり「人がエネルギーに満ち溢れた状態」を創り出したいと考えています。
そして、本来やりたいこと、本来やりたい業務に集中できない非効率な状態は、ワクワクしている、祭り化しているからは遠い状態です。
業務が非効率となってしまう要因の一つとして「属人化」が挙げられます。情報の不均衡や業務の質の不揃い、管理コストの増大などを招くためです。
そして営業はこの「属人化」を特に招きやすい職種だと言われています。
各担当者だけが顧客の詳細な情報を知っており、担当者が変わるとうまくいかなくなってしまうというような話はどこかで耳にされたこともあるのではないでしょうか?
多くの企業がすでにこの属人化による問題に取り組んでおり、SFA/CRMの導入によって解決を図ってきました。
以下はSFAを導入している企業の利用状況についての調査結果です。
図の通り、実に半数近くの企業がSFA/CRMを導入しても課題を解決できていない、満足していないという状態です。 そしてこれは既存のSFA/CRMが抱える、「現場の入力負担の大きさ」と「現場へのメリット欠如」という欠点が原因だとぼくたちは考えています。
このため、Sensesは現場の入力負荷を減らすための直感的なUIと、入力することで行動のサジェストや分析などのメリットを提供するという点にこだわって開発されています。
以上がマツリカがSensesというサービスを提供する理由です。
まとめると、
- 祭り化のためには属人化が障害となる
- 営業は特に属人化しやすい職種
- 既存のツールでは営業パーソンの祭り化にはつながりにくい
- その原因は、既存のツールにおける現場目線の欠如
- 現場目線へのこだわりがSensesの武器
ということです。
なぜこの事業に関わりたいのか?
このWhy This?を採用応募者として言い換えるなら「なぜこの事業・会社に関わりたいのか?」でしょうか。
これについては、「ミッションと、それを実現するための手段であるSensesに共感した」からです。
ぼく自身、プログラマになる前は人材業界で新規営業をやっていたこともあり、営業をやっている友人もいるので分かるんですが、営業って顧客への提案のために使える時間が本当に少ない。どうやってその状態を脱却するのかも個人のスキルに依存してます。
顧客管理がExcelでしか行われてなくて、それが社内の共有サーバーにあるから帰社してからじゃないと提案の資料が作れない
とか、
SFA入れてみたけど使いづらい。でも数値は入れろって言われるから月末に帳尻合わせでとりあえず結果を入れてるだけで、日々の進捗管理や行動分析、育成にはつながっていない
とか 、
ぼくも実際に体験しましたし、友人からも聞く話でした。
ぼくは仕事を通じて人の生産性を高めたいし、そのためにいいチームを作るための仕組みを作りたいと思っています。
でも属人化ってチーム作りを阻害するんですよ。それぞれの状況を見えなくして、分断を作ってしまう。
しかもそれが非効率を招き、ますます目の前の仕事に忙殺されていきます。
そんな状態で死んだ顔して仕事するっていう状況を、自分たちの次の世代に誇れるのか?そんな状況を受け継がせたいのか?と考えたとき、ぼくは絶対に嫌でした。
いつだって先の世代の選択のツケを払うのは後の世代なんですよ。
だからこそ、「人がエネルギーに満ちた状態を創る」という未来を一緒に創っていきたいし、そのために属人化をできるだけ減らしたいと考えたのが、ぼくがマツリカに関わりたいと考えた理由です。
営業ならだいたいの企業にはまずある部署なのでインパクトも大きいと思いましたし。
Why Now?
なぜ今、この事業をやるのか?
これは「なぜ今、このタイミングでこの事業をやるのか?」という質問です。
事業の成功はアイデアの質の良し悪しだけでなく、タイミングや市場環境にも大きく左右されます。
それこそスマホが登場する前にUberのアイデア出しても突っぱねられたんじゃないでしょうか*2。
SFAを取り巻く市場環境として以下のような調査結果が出ています。
SFAの市場規模は増大傾向にあり、今後も市場の伸びが予測されます。また、パッケージ利用は微減、SaaS利用は拡大する見込みです。
昨今の働き方改革の後押しもあり、ビジネス環境としてSFAは今非常にアツい時期を迎えています。
「Why This?」で提示したような問題意識が世間的に受け入れられやすい環境が整ってきているとも言えるのではないでしょうか。
なぜ今、この会社を選ぶのか?
このWhy Now?については応募者目線でも割とそのまま、「なぜ今、この会社を選ぶのか?」となります。
ぼくが面接を受けたのが4月末だったんですが、そのときぼくは「この会社はこれからますます、それもすごい勢いで面白くなる」と感じました。
今のところこの感覚は日々確信に変わっています。
マツリカの社員数は2019年1月時点では26名、12月現在で63名まで拡大しています。
面接を受けた4月当時も確か40名弱ぐらいにすでに拡大予定で、これからも積極的に拡大すると言われた記憶があります。
それだけの勢いで人が増えるということは、未整備の状態から組織として成立していく過程に自分が携わることができる上に、最初期の混乱状態は抜け出し、各々が専門領域で能力を発揮できる時期、つまりチーム作りの成否が問われる時期だと考えました。
強いチームをテーマとしているぼくにとってこれ以上に面白いフェーズはないと思いました。
チーム作りに興味があると面接で言った時にCEOからぜひやってほしいと力強く言われたのも大きかったです。
資金調達も果たし、会社がますます面白くなっていくという明るい未来と、「自分たちこそが祭り化して会社をもっと面白くするんだ」という勢いを感じられています。
余談として、先日経営合宿がありボードメンバーや各部門のリーダーが丸々いないことがあったんですが、みんな普段通り仕事してました。「そういえばいないね」ぐらいの感じ。
権限委譲があってそれぞれが自分の果たすべき責任を理解して実行しているからこそだよなと思ってます。
Why You?
なぜあなたたちがやるのか?
これは「なぜあなたたちならば成功させられるのか?」という、経営者に対する質問です。
アイデアも良さそう、タイミングも絶好、となったときに果たしてそのチャンスをモノにできるのか?ということです。
マツリカ共同代表の黒佐と飯作の経歴に触れていきたいと思います。
黒佐は、大手企業での企画営業やマネージャーの経験を積んだのち、BtoBのSaaS企業において営業開発チームの立ち上げを担当。
さらに営業部門、マーケティング部門及び顧客サポート部門の統括責任者を歴任。販売促進・保守、営業・マーケティング戦略の立案及び執行の担当を経験しています。
つまり、営業の現場をよく知り、尚且つBtoBのサービスをグロースさせた経験も持っています。
飯作は、ITコンサルティング企業に勤め、企業へのコンサルティングや、自社の営業チャネル・販路拡大を目的とした新規事業を立ち上げを担当。
その後は黒佐と同じ企業で技術統括執行役員としてプロダクト運営、製品開発に従事しています。
つまり、企業におけるITの活用についてや、新規事業の立ち上げ、プロダクト運営について豊富な知見があります。
また、上述したとおりこの二人は同じ会社で働いたこともあり、それぞれの強みを活かし合う方法についてもよく知っています。
これらの理由から、マツリカの共同代表2人は、営業を現場目線で支援するSaaSツールの立ち上げおよび運営、グロースに十分に強みを発揮できるといえると思います。
なぜこの人たちと働くのか?
このWhy You?は、少し変わってしまいますが、応募者にとってはWhy Them?、つまり「なぜこの人たちと働くのか?」だと考えています。
「なぜ私がこの人たちに加わるのか?」、つまり自分が加わることでどう貢献できるのか?という考え方もできると思いますが、なによりもまずはこの人たちと一緒に働きたい!って自分自身が思えるかどうかの方が大事じゃないですか?*3
これについては、飯作(CEO)とCTOに面接をしてもらい、「誠実で真摯、スピード感があって、かつ明確にフィードバックをくれる人たちで、この人たちとならサービスにまっすぐ向き合えるし、自分もきっと成長できる」と感じたことが理由です。
面接時のエピソード
ぼくがマツリカ受けたきっかけってスカウトもらったからだったんですが、面接一発目で飯作が担当してくれて、挨拶直後ぐらいに「なんでスカウトしてもらえたんですか?」って聞いたんです。
もしかしたらしょっぱなでこれは失礼かなー?と思いつつ気になったんで。
そしたらスラスラ〜とぼくのどこを評価してもらったのか、どういう役割を担ってほしいと期待しているからそういう評価なのか、深掘りしたいと思っているのはどこかを話してくれたんですよね。
「あ、面接一発目でCEO出てきてこれだけスラスラ答えられるってすごいな」って思いました。
当然のことかもしれないんですけど、人材営業やってた感覚だと多分これをできる企業って正直あんまり多くないんですよ。
そのあとも対話をしてくれるというか、対等な立場として、自分たちのやっていきたいことや現状の課題を話してくれつつ、ぼくが話すときちんと最後まで聞いてくれる。
見極めてやろうじゃなくてお互いの理解を深めようって面接をしてもらえたのが単純に嬉しかった。
1時間ぐらい話したタイミングで「まだ時間もらえるかな?CTOにも会ってほしい」って言ってもらってそのままCTO面接になりました。
CTOも理路整然と、かつ質問にも的確に答えてくれて、抱えてる課題についてもビジネス視点からそれは優先度としてどうか、技術的にはどうかを話してくれました。
そのままエンジニア用の課題もらって、回答を送って後日再度面談になりました。
その時はどういう点が良かったかを伝えてもらったり、課題の難易度はどうだったか、どこで詰まったかを聞いてもらったりして、そこで生じた疑問とかについても都度答えてもらいました。
感じたこと
この経験通して、「この人たちは自分たちのサービスや組織に対しても、人に対しても誠実かつ真摯に向き合ってるし、意思決定も迅速。ポジティブフィードバックもアドバイスもくれる。」って思ったんでその時点で入社を決めました。
余談1
入社した今改めて感じてるのは、「マツリカの人たちって基本的にポジティブフィードバックするし、挑戦する人がいれば応援するし、壁を作らない人が多いなぁ」 です。
Advent Calendarやろうぜ!って言ってエンジニア以外がこれだけ乗ってきてカレンダー全部埋まるとかそうそうないですよ。
この辺の、マツリカの人たちの越境性、活動性について元々記事にするつもりだったんですが、この記事のテーマの方が外部により伝えたかったんでこっちをAdvent Calendarのテーマにしました。
祭り化と越境っていうテーマで後日改めて書きたいと思います。
余談2
「入社前に会えるの一部の人だけやんけ!」って思われるかもしれませんが、他の人にも会いたい!って言えば多分普通に他のメンバーにも会えるように調整してくれます。
あと毎月末の金曜はオフィスでマツリカデーっていうイベントやってるんで、そこ来てもらったらみんなの雰囲気がより掴めるかもしれません。
まとめ
事業や会社を見る上でのいくつかの視点と、それがマツリカの場合、そしてマツリカへ入社を決めたぼくの場合にはどうだったのかということを書いてきました。
ここまで書いてきたように、ぼくは今このタイミングでマツリカに入ったこと、マツリカの人たちと働けていることを心から楽しんでいます。
マツリカという会社を知ってもらいたいし、応援してもらえるようなチームでいたいです。
もし興味を持っていただけたならマツリカタイムズというマツリカの自社メディアやWantedlyの投稿を読んでください!
「マツリカの中の人のことを知りたい!」と思っていただけるのであればカジュアル面談についても大歓迎です。
就職活動や転職活動をされる際に、ここに挙げたような視点が誰かの役に立つのであれば嬉しいです。
そしてこの記事をきっかけにマツリカに興味を持っていただけるならぼくとしては望外の喜びです。
その際にはぜひ、3つの視点からマツリカを見据えてください。あなたの疑問にきっと答えられる会社だと思います。
これにて9日目の記事を終わります。
明日は野球をこよなく愛するiOSエンジニアのNaoさん!
学びがもたらしてくれるものについてふと考えてみる
先日、会社に新しくエンジニアの方が入社された。
彼はリファラルでの入社だったのだが、彼も、彼を引き入れたエンジニアもブログを書くことをライフワークのように愛してやまない人たちだ。
ブログを書くのが好きすぎて、ブログを書くためのコミュニティに参加し、ノルマ(!!)も自分自身に科しているらしい。
あまりに楽しそうにブログを書くことを周囲に勧めているので、ぼくも「たまには少し書いてみようかな」と感化され、まんまと記事を書いている。
彼らがブログを書く楽しさについてひとしきり盛り上がっているときに、一人の社員がこんな疑問を口にした。
「自然と生まれるものなんですか、書く内容って。それともノルマがあるから生み出せるのですか?」
彼らの回答は
「両方かなー」
「ノルマがあるとネタだしする癖はつくかと」
といったものだった。
このやりとりを見たときに、ぼくは「人間は意識したものに関連する情報を無意識に探してしまう」という話を思い出した。
ちなみにこれはカラーバス効果というらしい。
意識した色(color)が、浴びる(bath)ように目に飛び込んできてしまうからこんな名前なのだそうだ。
人間は、自分にとって興味のないものは、視界に入っても情報として受け取りません。 逆に、関心のあるものだけを受け取る仕組みになっています。 つまり、自分の興味関心というフィルターを通して世の中を見て情報を処理しているわけです。
新しい何かについて知ったとき、それそのものや関連するものが気になるようになったという経験を誰でも一度はしたことがあるんじゃないかと思うが、これもカラーバス効果なのかなという考えがよぎった。
つまり、新しい知識を得ると、その知識に関連するものの見え方が変わったり、関連するものに興味を持つようになるということだ。
興味がなければ視界に入らないかもしれないが、何の予備知識もなければそもそも興味すら持てない。
知識があるから興味が湧き、興味があることで視界に入るようになる。
重要なのはここからで、視界に入るようになり、情報を受け取るようになると、必然的に関連する情報も手に入るようになる。
ここで得た情報についてさらに考え、調べ、行動することによって新たな経験を得ることができる。
経験と知識との差異を発見することもあるかもしれない。元からあった知識と経験とを組み合わせることによって新たな洞察を得られることもあるかもしれない。
こうして得られた新たな知見で持って世の中を眺めると、今度はさらに新しい情報が飛び込んでくるようになる。
知識をただ取り入れるだけじゃなくて、そこから興味を広げ、行動し、考え、まとめることによってはじめて学ぶことができ、それが新しい情報を運んできてくれる。
だから学ぶということは、月並みだけど「自分の世界を豊かにしてくれること」なのだと思う。
ココ・シャネルは晩年、
私のような大学も出ていない年をとった無知な女でも、 まだ道端に咲いている花の名前を一日に一つぐらいは覚えることができる。
一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。
その分だけ人生と世界は単純になっていく。
だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい
と言ったらしい。
学ぶことの楽しさを凝縮した、きれいな言葉だと思う。
冒頭で触れた、ブログをライフワークとしている彼らは、「ブログを書く」という行為を通じて、新しい何かに気づき、調べ、考えをまとめ、記事にすることで、世界を日々豊かにしているのかもしれない。
そう思うと、「もっと書いてみようかな」という気持ちも湧いてくる。
ぼくがその境地に至れるのがいつなのかは分からないが、感化されながらちょくちょく書いていけたら嬉しい。
流されたって選ぶことはできると思う
最近FinalFantasyⅧ Remasteredをプレイしている。
僕はこのゲームが大好きだ。
小学生のころ家にこのゲームのオリジナル版があり、新しいゲームもあまり手に入れられなかった僕は繰り返しこのゲームで遊んでいた。
青臭さに満ちたストーリー、ストーリーや世界設定と密接に絡んだゲームシステム、シリーズで初めてキャラの頭身がリアルに近くなったグラフィック、学園モノというFFシリーズの中でも異色の設定、近代的な街並み、それら全てが好きだった。
ちなみにオープニングが一度クリアして初めて意味がわかるようになっているというのも好きな演出の一つだ。
主人公たちは17歳前後の、大人と呼ぶにはやや早く、かといって子供と呼ぶには成熟している面々で、27歳になる今となっては見ていてやや恥ずかしくなるようなセリフもバンバン飛び出してくるのだが、それもまたこの作品の魅力の一つだと思う。
(恥ずかしいとか言ってるけどそういうセリフがなんだかんだ好きだし、自分も似たり寄ったりなことを言っている気がする。)
中でも、ストーリーの非常に重要な場面で主人公たち一行の一人であるアーヴァインが放つセリフは僕の中に大きく残り続けている。
ほら、よく言うだろ~?
人生には無限の可能性があるってさ~。
僕はそんなの信じてないんだ。
いつだって選べる道は少なかった。 時には道は1本しかなかった。
その、少なかった可能性の中から自分で選んだ結果が僕をここまで連れてきた。
だからこそ僕はその選んだ道を……選ばなくちゃならなかった道を大切にしたい。
あまり裕福ではない家庭で育ち、選択肢なんてそれほど見出せなかった僕にとってこのセリフの持つ衝撃は凄まじいものだった。
今の自分の在りようを決定づけた要因の一つだと思う。
「選ばなくちゃならなかった道を大切に」するというのは、「どのように関わるのかを自分で決める」ということなのではないかと思っている。
経済的要因や周囲の人間関係、自身の能力、所属している組織やコミュニティーの方針などによって自分が選びたかった道を選べないことなんて山ほどある。
というかほとんどの場合がそうしたある程度は消極的な選択で、自分の選びたいものをその通りに選べることなんて数えるほどしかないんじゃないだろうか。
ただ、これらの選択はあくまでも「何をするか」であって「どのようにやるか」ではないと思う。
そこから何を学ぼうか、どうやって自分にとって楽しいやり方にしていこうか、どうしたら効率よくやれるだろうか、そうした自分の意思や考え方に関しては少なくとも選択の自由がある。
押し付けを正当化するつもりもないし、選択肢が多い方がいいだろう。僕自身、人に考えを押し付けられたり何かを強制されるのなんて大嫌いだ。
それでも目の前の、代わりなんてなかった、流されるしかなかった道をどう進んでいくのかを考え続けることはきっと人生を豊かなものにしてくれると思う。
僕の周囲の楽しそうな人たち、魅力的な人たちはそう生きているように見える。
自分で選んだという自負があればこそ、得た結果が望むものではなかったとしても、少しは先に進んでいけるんじゃないだろうか。
リマスター版をプレイし、久々に目にする青臭いセリフに影響されてそんなことを考えた。
余談だが、シリーズの中でもう一つの好きな作品であるFinalFantasy Ⅹでは「無限の可能性」がポジティブな意味で使われる。
あれも結局のところ「やり方を自分たちで考える」という、進み方の自由を指して「無限の可能性」と言っているんだと思う。
ストーリーも中盤だが、大人になった自分はこれから、子供のころの遊んでいたゲームからどんなメッセージを受け取っていくのか楽しみにしている。
株式会社マツリカに転職して1ヶ月経ちました
はじめに
この記事は転職エントリです。
2019年8月から株式会社マツリカでサーバーサイドエンジニアとして働いています。
ブログ書いたことなかったんですが、9月入社のエンジニアの方がエントリ書かれているのに触発されて書くことにしました。
転職して実際どうよ?よりもなんで入ろうと思ったか、何をしたいのかを中心に書いたものです。エモさ100%のポエム。
マツリカでエンジニアとして働くのってどんな感じ?っていうのはこの記事の方にまとめてもらってます。
なお、この記事に書く内容はあくまでも個人の私見であり、僕が属する一切の組織・団体の意見を代表するものではありません。あしからず。
マツリカって何してる会社?
株式会社マツリカは「世界を祭り化する」をミッションとし、「人とテクノロジーの力を掛け合わせ、もっと自由で、もっと創造的で、充実したワークライフを」目指す企業です。
具体的なサービスとしては顧客管理ツール(CRM)/営業支援ツール(SFA)であるSenses(センシーズ)を主に展開しています。
「祭り化」について、詳しい説明は下記の記事に譲りますが、抜粋すると「『人々が没頭して夢中になり、充実感や達成感に満ちた状態』のこと」です。
どんちゃん騒ぎしているみたいな状態のことではありません。
伝えたいこと
なんでマツリカに?
結論から言えば、僕の仕事における目的を追求するためにこれ以上の環境はないと思ったからです。
仕事における目的
「人の生産性を高め、金銭的・時間的な余裕と充実感を増やす」ことが目的であり、そのために「強いチームを作るための仕組みを作る」というのが、僕が仕事において追求したいと考えている手段です。
そこからなぜCRMを提供している企業を選んだのか?について、これまで自分がやってきたこと、考えてきたことと合わせて書いていきます。
これまでの経歴と思考
大学卒業後、業務系コンサル、ヘッドハンティングの営業、受託開発会社でのエンジニアを経てマツリカに入社しました。
大学時代の研究
統計政治学という分野を専攻していました。
大まかに言えば「データ」(事実・定量)を統計によって解析し、解析結果に対して「分析」(論理的解釈・定性)を行うことで政治に対して新たな「洞察」(情報)を生み出そうとする分野です。
学んだこと
ゼミの研究を通じて仕事の基礎になる考え方を学びました。社畜養成機関。
- データと分析が揃って初めて情報になる
- 仮説は修正されるもの
- 仮説の修正と統計解析、結果の分析の繰り返しが大切、そしてさっさと失敗しろ(PDCA回せ)
- 見えないものは改善できない
学生のうちにこうした考え方に触れることができたのは今振り返ると大きな財産だなと思います。
これらの経験を活かしたいと考えたことと人の生産性を高めたいという思いがあったことから、コンサルタントになることを選びました。
コンサル時代
順風満帆な滑り出し。
だったんですが、半年で心身ともに疲れ切ってしまい、退職してしまいました。
正直その状態からコンサル続ける気持ちも出てきませんでしたし、いくつかの問題意識もあったため、違う道を選ぶことにしました。
コンサル経験からの問題意識
- クライアントからは「他社はどうしてる?」ばかり聞かれる
- プロパーが多いゆえに知識が偏っているという危機感を持っていた
- (当たり前だけど)契約が切れたら終わりなので継続的な改善は必ずしもできない
- コンサルティングファーム内にノウハウはあるが、都度カスタマイズが必要なので影響範囲が限られる
- 仕組みにはできない
- 組織構造によって業務プロセスが決まり、プロセスの設計から歪みが生じる
- コンウェイの法則
転職理由
これらの理由から
- コンサルではスケールさせにくい?
- 継続的に改善に取り組めて、知識や洞察をもたらせる人材が社内にいればいい?
- ノウハウを持っており、意思決定に関わることができる層の転職を支援すれば、多くの組織の課題解決に貢献できるのではないか?
と考え、ヘッドハンティングの営業へと転職しました。
ちなみに、コンサルティングが不要というつもりは全くありません。
ノウハウをいかに適用していくのかという領域を完全に仕組みにできるとは思いませんし、価値の高い仕事です。
より多くの人に届いてほしいという自分の願いとはスタンスが合わないなと感じただけのことです。
ヘッドハンティング営業時代
仮説を確かめるために入社した人材会社でしたが、完全にアナログな営業でなんとかしたいと思い社内改善にも取り組みました。
全社員が抱えてる顧客と候補者を共有サーバーに置いてあるExcelで管理してて、その台帳を管理するためのおじさんが一人いましたからね。
顧客情報更新するために帰社しておじさんにお伺い立てて顧客情報や候補者情報更新してもらわないといけませんでした。それ知った時は素で「正気かよ...」って声出ました。
担当業界がいわゆるWeb業界だったことや、改善に取り組む中でWebサービスについて調べることが多かったこともあり、この頃からSaaSに対して興味を持ち始めたように思います。
業務改善の障害
業務改善に取り組む中で以下のようなことに気づきました。
- 業務課題はツールで解決できる問題がほとんど
- 世の中のITリテラシーは想像以上に低い
- UI/UX、わかりやすさは重要
- 属人化は改善の障害
- 統一できなければ仕組み化できない
- 情報は散在すると使われない
マツリカとの出会い
ツールに合わせれば仕組み化がしやすくなること、顧客や候補者の管理に特に大きな工数を割いていたこと、社内のITリテラシーが低いことから、ユーザーフレンドリーかつ情報を一元管理できるツールはないか?ということでCRMの選定を行いました。
マツリカとSensesのことを知ったのはこのタイミングです。
Sensesを見たときに感じたこととしては
- 直感的に操作できるUIを備えている
- 顧客へのアプローチ状況を視覚化しやすい
- 他のツールとの連携によって情報が集約される
などで、入社した今となっては手前味噌ですが、当時Sensesを見たときは「これが欲しかったんだよ!」ってぐらいに情報の可視化、プロセスの統一、組織ノウハウの蓄積に貢献してくれるツールだと思いました。
ちなみに導入したいと思って社長にプレゼンしたら「システム使うと人間がダメになるよね」と退けられました。
手にスマホ持ちながら言われたんで高度なギャグなのかと思いましたが目がマジだったんで退職願をそっと差し出しました。
転職理由
Web業界やSaaSについて調べていき様々なツールに出会ったことにより
- Webはより多くの人に、より安く手軽に使ってもらえる拡散性の高い手段
- SaaSであれば継続的に改善していける仕組みを作ることができる
- データが取得しやすいため、改善がそもそもしやすい
と考えるようになりました。
仕組み作りによって人に貢献したいと考えたこと、自分の性格や得意なことを考えても営業よりはエンジニアの方が向いているという確信もあり、思い切ってエンジニアに転身することを決めました。
受託開発時代
3ヶ月ほどの独学の期間を経てRailsメインの受託開発会社にエンジニアとして転職しました。
ちなみにスクールも通いましたが5日目で金をドブに捨てているとしか思えなかったんで辞めました。
未経験から目指す方は、Twitterとかで情報集めて本を買うお金に回した方がスクール代よりはるかにコスパいいんじゃないでしょうか。
もしくは失業保険もらいつつ職業訓練校に通うか。
ここは居心地はすごくいい会社だったんですが、チームとして機能しているか?というと疑問に感じる瞬間が多かったです。
チームとしての生産性
というのも、各々が自分の担当案件にかかりっきりで個人事業主の集まりになっているという印象が強かったからです。チームというよりはグループという方が実態を表しているような働き方でした。
コミュニケーションコストはかかるものの、チーム全体の生産性としては個人の生産性の足し算や掛け算になるどころかただマイナスになっており、ノウハウの共有や蓄積も少ないため各人の成長の角度も上がらないという状態です。
過去の経験から、強いチームは個人の強みを活かしあうことで高い生産性、個人の成長の促進、なによりも達成感や充実感をもたらしてくれるものだという思いがありました。
生産性が高くて、貢献を感じることができ、お互いに認め合えるような人間関係のもと健康でいられれば概ね幸せな状態だと思いますし、強いチームを作るというのはそうした状態を目指していけるということだと考えています。
ここから、強いチームを作るための仕組みを提供することでより多くの人を支援できないか?と考え始めたこと、自分のエンジニアとしてのスキルを伸ばしていきたいと考えたことが転職のきっかけです。
生産性を高めるための仮説
強いチームとは
僕にとっての強いチームでの経験、つまり僕が「祭り化」していたと捉えている経験はこれまでに2度あったため、何らかの共通点があるのではないか?と考え、生産性の高いチームは以下のような共通点を持っているのではないかという仮説を持ちました。
- 目的を共有している
- 自分たちの組織やサービスに愛着を持っている
- チームとしての目的がメンバーの意思決定の基準にまで浸透している
- 手段の多様性と心理的安全性がある
- 個人の強みを活かすことができる
- チームへの貢献を感じられる
- 知識の共有やフィードバックが得られる
- 好奇心を持って日々改善に取り組む
そして、共通点があるのならば法則化できるのではないかと考えています。
なぜ強いチームができないのか
そうなると次に気になるのは「何がチーム作りを妨げるのか?」でした。
以下のような理由からチーム作りが妨げられるのではないかと考えています。
- チームワークがどうとか言ってられないぐらいタスクが溜まってる
- 改善が進まないため状況が見える化できない
- どこから手をつけるべきかもわからない
- 改善活動の費用対効果が予測・測定できず、決裁者から了承が得られない
- 改善できず悪循環
- 相手の状況もわからないため縦割りが進む
つまり、状況の可視化ができていないことがグループ化・縦割りを進めてしまうのではないか?ということです。
これまでの経験から、誰しも自分の状況を良くしたい、少しでも生産的に働きたいとは思っているんだと感じています。
ただそうは言ってもみんな目の前のタスクや明日の飯のことで精一杯なんじゃないかなと。
良いチームを作るべきだって考えて取り組んでる企業って本当に素晴らしいんですが、その優先度を高められる企業って経営者の問題意識が相当強いか既に十分に生産性が高いかなんじゃないでしょうか。
上でつらつらと強いチームの共通点とか書いておいてなんですが、そもそもそこを目指せる状態にいること自体が稀だと思います。
なぜ知識の共有ができないのか
もう一つ気になったのは、「なぜ知識の共有が進まないのか?」でした。
- プロセスの統一された基準がなく、成功と失敗の要因の分析がしづらい
- 比較ができなければ分析の精度が上がらない
- 分析ができず、再現性が低いため、そもそも言語化できない
- 言語化できず、伝達効率が低い
- プロセスが各々違うため、伝わったとしても知識の適用が難しい
- 体系的な知識の構築が難しく、できたとしてもメリットが薄い
- 知識とプロセスの属人化が進み、理想の状態を描くことも現状を知ることも難しくなる
つまり、プロセスの可視化を行わなければプロセスの基準づくりは難しく、基準がなければノウハウの共有も改善も難しいのではないか?ということです。
仮説のまとめ
- 生産性を高めるためにはチーム作りと知識の共有が重要
- 法則があるなら仕組み化できる
- チーム作りの障害になるのは状況の不透明性
- 知識の共有の障害になるのは基準のないプロセス
- チーム作りと知識の共有が進めば生産性が高く充実感のある状態にできる
- チームの状態もプロセスも、見えないものはやはり改善できない
仮説に仮説を重ねるなって批判もあるでしょうが、以上が現時点での僕の考えです。
チーム作りにしても知識の共有にしても、状況を顕在化させることが第一歩ではないかと思います。
転職の軸
これらを基に、転職したい企業の理想像を考え始めました。
正直言うと転職考え始めた時点ではマツリカのことほとんど忘れてましたが笑
プロダクトの理想像
これまでの内容を整理すると、サービスに備えていてほしい要件は以下のようなものでした
- アナログな業務のプロセスを可視化するものであること
- 感覚的に理解しやすいようUIにこだわっていること
- 情報の集約を促進する仕組みが備わっていること
- ツールを使う人の生産性向上に寄与できること
会社としての理想像
自分が「強いチーム」をテーマにしている以上、強いチームを一緒に目指していけるような企業に加わることが必須でした。
- 自分がサービスと組織に対して愛着を持てること
- 意思決定の基準としてミッションが引き合いに出される文化があること
- 自分の思う「強いチーム」について共感し合える企業であること
- エンジニアが技術や自社のプロダクトについて語ってくれること
- 社員の心身の健康を大切にしていること
拡大フェーズに入り始めたスタートアップかつビジョンに共感できる企業がこの条件に当てはまるかなと考えてました。
どんな人たちとどんなふうに働きたいのか?を重視してたかなと思います。
どれだけプロダクトがすごくてもビジョンに共感できない、尊敬できないのであれば目的には近づけないと思いましたし、仕事は好きですが身体を壊す勢いで働くというのはごめんでした。
再びマツリカと出会う
こうして軸を作り、やりたいことややってきたことをWantedlyに書いてたんですが、自分の経歴・能力を鑑みても正直この条件を満たすのは難しいだろうし、技術が伸ばせて健康的でいられる会社に行くのがいいかなぐらいに考えてました。
そんな折にマツリカのCo-CEOからスカウトをもらったのをきっかけに営業時代のことやSensesのことを思い出し、話を聞きに行ったのがマツリカとの再会です。
自分のチームに対する思いや複数の職種の経験を評価してスカウトを送ったと言ってもらったので、アウトプットしておくことって考えの整理だけでなく転職で役立つなぁと感じました。
ミッションとプロダクトへの共感
プロダクトへの共感は営業時代の話の中で書いた通りです。
日々の業務の中で使えて、生産性を高めることに貢献でき、情報の可視化と集約を助けてくれるツールだと感じています。
営業という広大なフィールドに挑めるサービスでもあるため、与えられるインパクトも大きいと信じています。
ミッションについても、「世界を祭り化する」というのは自分が目的としている「人の生産性を高め、金銭的・時間的な余裕と充実感を増やす」と近いものがあると思いました。
チーム作りに対する考え方の共感、自分たち自身が「祭り化」していることを目指しているということ、企業として成長期にいるということから、一緒にチーム作りを行っていける企業だとも考え、自分にとってこれ以上の環境はないと確信したため入社しました。
Sensesが持つ可能性
- 情報の可視化と集約がCRMの持つ価値であり、営業以外の分野にも応用可能ではないか
- 組織・業務プロセスの理想状態と現状を描くための物差しを提供していけるのではないか
- 業務の改善をより身近なものにしていけるのではないか
Sensesというサービスにはこのような可能性・発展性があると考えています。
(もちろんCRMかつSFAなのであくまでも現状でのメインターゲットは営業パーソンですが。)
そしてそうした可能性を気持ち良く追求していけるチームがマツリカにはあります。
マツリカでやりたいこと
まずはエンジニアとして、技術を吸収してプロダクトを前に進めていきたいと思ってます。プロダクトチームのチーム作りにも少しずつ貢献していきたいです。
あと僕はこのチグハグな経歴のおかげで色んな領域の人との間に共通言語を持ってますし、異なる領域の間に共通言語を作ることが出来る存在かなと勝手に思ってます。
なのでマツリカ内の色んなチームを繋いでマツリカの人たちが祭り化することをサポートする、仕組みづくりをするみたいなことを目指してます。
入社から1ヶ月経って
最高に楽しいです。みんなの士気も高く、仕事の話をすれば熱く返してくれる人がたくさんいます。
技術面においても、志願すれば大抵の分野はやれると思いますし、slackで気軽に聞ける文化もあるので、挑戦することも学ぶこともがんがんできます。
面倒見のいい人が多く、質問すればみんなあれこれと教えてくれます。
ワークライフインテグレーションという考え方のもと、仕事とプライベートそれぞれに影響し合うものだからどっちも大切にしよう、というのが浸透しているので、スタートアップだから身を粉にして働くのが当たり前!みたいなのはありません。メリハリつけて働くことができます。
あとスタートアップで働くってこういうことかぁと感じたのは、〇〇みたいなことした方がいいんじゃないですか?っていう話をCo-CEOにしたときに「会社にしてもらうことを期待するんじゃなくて自分から動けるようになろう」って言われた瞬間です。
実際、期待するよりも自分でやった方が早いことでしたし、チーム作りしたいって主張する以上自分でやるべきことでした。
やりたいと思えば大体のことには参加できますし、逆に待ちの姿勢になってしまうと文化が合わなくて辛いかと思います。
マツリカの詳しい文化や働き方については採用ページやWantedlyに記載があります。
これ読んで興味を持っていただけたならちょっと寄ってみてください。
こんだけポンポン転職しているやつなのでまたすぐ転職するんじゃないの?って言われそうですが、向いている方向がかなりすり合っているので大丈夫じゃないかなぁとある意味楽観的に捉えてます。選択した結果を正解にできるように努力していければいいなと思います。
長文・駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
何かの折にまた近況を書くかもしれないし、書かないかもしれません。それでは。